カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、SSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
なんと 9月も「夏」状態のまま終わってしまいました。
日本でも四季(春夏秋冬)がなくなって二季(夏冬)になってしまう…
などという話も聞きますが、
このまま暑い日が続き急に寒くなって
冬を迎えると思うと残念ですよね。
後期の授業も軌道に乗ってきて、
これからは本格的に学校生活が充実してくる時期です。
心身の状態を快調に保って、
毎日の生活を健康に過ごせることが一番です。
特に自律神経の乱れや過眠・過食が起こりやすい時期なので気を付けましょう。
体を冷やしすぎないように、温かいものをとって軽く体を動かす習慣をつけると良いですよ。
上手に休息をとりながら、年末まで完走できるようにペース配分しましょう。
◎自分を知るためのちょっとした工夫を実践してみよう!
さて、前回学生時代に直面するいくつかの課題についてお伝えしたのですが、
その一つ一つについて順番に話を詳しくしていきたいと思います。
今回は1番目の『自己理解・アイデンティティの確立』についてです。
最近はAI活用も含めいろいろな事柄について検索して、
その説明や知識をすぐに得られる時代になりました。
SSCに来談する人の中にも、
「私はADHDではないかと思うのです。ネットでテストをしてみたら該当項目が多かったので…」
「私は愛着障害ではないでしょうか…いろいろ調べたらそう感じるようになったので」
と言って話し始める人が多くなっています。
それぞれが「自分の生きにくさやうまくいかない感じ」を持っていて、
それがどうして起きてくるのか、自分はどういう特徴があるのか、
病気なのかどうなのか…など悩んだ末のことだと思います。
確かに自分自身のことを知り、理解し、
自己コントロール力を付けるのは、青年期の大切な課題です。
ただ、どんどん自分一人の思い込みや決めつけで
自分にレッテルを貼ってしまうのはよいことではありません。
そこで、自己理解を深めるためのちょっとした工夫をお知らせしましょう。
1 |
自分の性格について日記やメモを作る |
自分の性格について長所や短所、その日に感じた心に残っていること、自分ならこのように考えると思ったこと、どんな行動をしたか…などを観察して日記やメモを作ること。 |
2 |
自分にとって大切なものは何かという、価値観のリストを作ること |
例えば、自己実現・安定した職業・人間関係・他者への貢献・健康状態・家族…など、何が優先かを考えてみる。 |
3 |
心理テストをやってみる |
これはSSCに備えてあるので、テストを受けるための申し込みでもOKです。テスト結果から自分の特徴を知り、今後伸ばしたい部分を考えて意識して行動していくと、何年か後にはその部分が伸びたという結果に変化しますよ。 |
4 |
信頼できる人と自分について話してみる |
自分一人ではどうしても主観的な思い込み(特に自己評価が低い方向)になりがちです。家族や友人、先生、専門家のSSCカウンセラーなど、他者の目を通して自分を知ることで、とらわれている思考が整理されて、新しい気づきや発見が得られます。 |
そんなつもりでJTSC申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
次回更新は、やっと秋?それとも冬?の11月14日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。