カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
夏休みにエネルギーチャージができましたか?
日常とはちょっと違う楽しいことや
活動的なことをして元気がたまっていると、
9月からの学校生活がスムーズに軌道に乗っていきます。
そう、夏休みモードで不規則な生活をしていた毎日を、
学校生活に合わせた規則的な生活に切り替えることです。
この夏は厳しい自然現象の中で、
なんだか地球上の小さい生物である人間の存在を感じさせられました。
猛暑・地震・台風……
どれ一つとっても人間がコントロールすることができないことで、
ひたすら受け止めるしかないことですからね。
こうした状況だったので、結構心配や不安が続いて
気持ちが疲れてしまった人もいるかもしれませんね。
自分の心身の状態を確かめながら、学校生活のリズムに体を慣らしていきましょう。
◎生活技術を身に着けよう。
以前に「コモンセンス」「一般常識」についてお話したことがありました。
学生でいる間に社会で通用している一般常識を身に着けておきましょうと提案したことです。
急に、〜しなければならない…という考えをするのではなく、
人として共通に納得できる行いや考え方を身に着けていかれればよいということです。
さて、今回は、学生でいる間に「生活技術」を身に着けましょう……という提案です。
カウンセリングをしていても感じることですが、
どうも毎日の生活が頭ばかり使うパターンになっている人が多いようです。
「考えすぎる」「気にしすぎる」「反応しすぎる」ことから、
疲れ切ってしまいなかなかリラックスできず、不安や緊張が続くという状態に陥ってしまうのです。
そうならないために、体と心をもっと動かしましょう!
どうすればいいかしら…と考えて思いついたのが、
毎日の生活を自分でしっかり送れる力をつけることだと考えました。
◎自分をコントロールし、自分の力で生きること。
「生きる」ことは「夢を実現すること」「自分の目標を達成すること」
「思い描いたことを実現すること」……そういろいろな表現があるでしょう。
でも、まずは1日1日を自分の力で生きること、生活することが基本だと思います。
生活するためには、日常生活をルーティンに送れること・家事ができること・学校で学ぶこと・
コミュニケーション能力があること・自分の健康管理ができること・
きちんとした金銭感覚を持つことなどが必要です。
特に、衣食住については一人暮らしの経験がない人は実感が持てないかもしれませんね。
せめて時々は自分の部屋の掃除をする、風呂を洗う、ゴミ出しをする、
たまに料理を作って家族にふるまうなどをやってみるのもお勧めです。
特に「時間の管理」は、自分のスケジュール管理や今すべきことの優先順位を考えるなど
学校生活でも友人関係でも重要なことです。
また自分の健康管理として「ストレスの管理」は、メンタルヘルス上とても大事なことです。
上手にストレス管理ができている人は、自分の心身を良い状態に保つことができるからです。
あなたの学生生活の中に、こうした考え方も少し取り入れてもらえると嬉しいです。
次回更新は、暑さも過ぎ秋風に涼しさを感じる10月4日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。