カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
暑い暑いと言っていた時期もさすがに終了して、
季節は移り変わっていくようです。
つい先日公園のそばを通りかかったら、
ふわっと甘い香りがして探してみると
金木犀(キンモクセイ)が咲いていました。
今年はちょっと咲くのが遅いかしら……と思いながら通り過ぎて、
なんだかよい気分になったものです。
でも、このところの雨や曇りの日の連続で、
今一つ気分がすっきりしないという人もいることと思います。
急に気温が下がったことで、今までの疲れが出たり、
風邪やインフルエンザに感染したりしやすいので気をつけましょう。
特に朝晩の気温の低下の影響が大きいので、
毛布や冬用の布団も用意しておいて寒いと感じたらかけるようにするといいでしょう。
◎落ち込んでいませんか?
先月は自分自身の体調管理の仕方についてお話ししましたが、
今回は自分自身の気分や感情の整え方についてお伝えしたいと思います。
気温が下がり、日照時間が少なくなる11月ごろからは、
「気分が落ち込みやすい」という特徴があります。
ですからこの時期のメンタルヘルスとして大切なことは、
1. |
日中できるだけ外に出て、自然光を浴びること |
2. |
部屋の明るさを工夫して、暗くなりすぎないようにする |
3. |
適度な運動をすることと栄養バランスの良い食事をすること |
次に、どうしても「気分が落ち込んで苦しい」と感じている場合の注意点についてお話しします。
まず気分の落ち込みがどのような症状か自己観察してみましょう。
1. |
気分の落ち込みに、波がある |
2. |
身の回りのこと(歯磨きや入浴など)がおっくうになる |
3. |
会話や動作が遅くなる |
4. |
不眠や食欲不振がある |
5. |
学校に行くのがつらい |
6. |
自分には価値がない・死にたいと思ってしまう |
このような状態が1週間以上続くようだったら、医療機関受診が必要です。
早々にJTSCに申し込みをして、医療機関受診の支援やカウンセリングを受けることをお勧めします。
◎心と身体を整えよう。
「気分の落ち込みが」日常生活に大きな悪影響を及ぼさないレベルの場合は、
しっかり休養を取ること・日の光を浴びて規則正しい生活を送ること・
適度な運動と食事をとること・リラクゼーションすることで改善されていくと思います。
人間の体の状態と心の状態は深くつながっています。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という古代ローマの名言もあるくらい、
体調管理と心の状態は関係があるということです。
くれぐれもご自愛を!
次回更新は、街の色が賑やかさかで溢れる12月13日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。