カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年はせっかくの連休も度重なる台風で、
楽しい予定が変更になってしまったという人も多いでしょうね。
秋のお彼岸も過ぎ、季節はすっかり秋になり
過ごしやすい時期になりました。
朝夕の寒暖差が大きくなるので、掛け布団を暖かいものにして、
外出の時は上着を持つなど、ちょっとした注意が身を助けます。
いよいよ学校生活も後期に入って、
10月・11月・12月と集中かつ充実した学習が期待されています。
◎みんなと話す力を身につけよう。
さて、そのような環境の中であなたの学校での居心地はいかがでしょうか?
前回も居心地の様子について問いかけた記憶がありますが、
今回は「学校での居場所の作り方」について考えてみようと思います。
まず、「アサーション」という考え方についてお話ししますね。
学生相談を受けていてよく感じるのは、
『思っていることを言えない……』
『自分が我慢すればいいからと、ほかの人の言うとおりにしている……』
という状況が苦しくなってしまうことが多いのです。
この、アサーションとは、対人関係に役立つコミュニケーションスキルで、
相手に対して自己主張を押し付けすぎず、かといって主張を我慢することなく、
自分と相手の両者を尊重しながら意図を伝えるためのコミュニケーション能力のことです。
これは、日常の中で意識して練習していくことで身につけることができます。
(方法は検索してみてね)
◎学校を居心地のよい場所にしよう。
こうした考えに従って、クラスメートや先生方と話をしてみましょう。
クラスメートとは、挨拶や授業についての会話から始まって、
同じ趣味の話やグループで取り組んでいることについての話などに
展開していかれるといいですね。
また特に、話しやすいと感じている先生に
学校で困っていることや心配なことをちょっと話してみるといいでしょう。
自分のことをわかってくれる先生がいるという安心感は、学校での居心地を改善してくれます。
滋慶学園の教職員は、みんなカウンセリングマインドをもって
学生と話をするための研修を受けていますので、勇気を出してみましょう。
そして、学校の中や周囲に自分の安心していられる場所を見つけておきましょう。
一人でゆっくりしたい時やリラックスできるところとして、
まさに自分の居場所を決めておくといいですね。
そうは言っても、なかなか人と話すのは難しい…と思ってしまう場合は、
JTSCを利用してください。
カウンセリングに来て話をすることは、コミュニケーションにも役立ちます。
最初は全く自分の話ができなかった人も、
カウンセリングを通して話をすることに慣れてきて口数も増え、表情も変わってきます。
秘密厳守ですから、安心してお話ししてください。
そして、学校での居心地をよくしながら後期の授業をやり遂げていきましょう。
今号の「覚えておこう!今月のKEY WORD」は、お休みします。
次回更新は、自分の居場所でリラックスする11月11日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。