
JTSCカウンセラー 有賀朋子 |
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年もあっという間に6月になってしまいました。
緊急事態状況の中で暮らしているので、
いつもと時間のたち方が違うのかもしれませんが…。
ウイルス変異種の話やワクチン接種の話、
また東京オリンピック・パラリンピックの話と
いろいろな情報が出ています。
その中で特に皆さんに注意してほしい情報は、
ワクチン接種に関するものです。
◎ワクチン接種に関する情報はしっかり把握しよう。
地域によっては6月中にワクチン接種チケットを配布するというところも出てきています。
居住地域によって配布時期は違うと思いますが、手元に接種チケットが届いたら
「どうしても接種したくない特別の理由」がない限り、
早めに予約をしてワクチンを接種しましょう。
正確には、2回目接種後2週間後から効果が認められるそうです。
それによって万が一感染したとしても重症にならずに済むこと、
自分がほかの人に感染させる確率が相当低くなることなど、だいぶ心配の種が少なくなります。
また、あらかじめ接種後の副反応があることも覚悟しておくと落ち着いて接種できると思います。
ほとんどの人が腕の痛みを感じ、人によっては体のだるさ・
頭痛・発熱などがみられるということです。
2〜3日でそのような反応もなくなるようですから、
必要以上に怖がることもないと思います。
◎「梅雨時の不調」には要注意。
さて、本題の梅雨時に気をつけたいことですが、
この時期は自分で思っているよりも疲れやすいこと・気分が落ち込みやすいこと・
頭痛になりやすいことがあるのです。
これまでの経験で自分の特性がわかっている人は
自分で工夫したり対処したりして、梅雨を乗り越えているのでしょう。
ただ、今まであまり意識したことがない人にとっては、
「梅雨時の不調」に悩まされて手を焼いてしまうかもしれません。
特に聴覚が敏感な人は、気圧の変化に大きく影響される傾向にあるので気をつけてくださいね。
◎「緊張」と「弛緩」を上手に切り替えて。
それに加えて、今年もオンラインー対面授業と不規則な学校生活が続いています。
誰しも「環境の変化」に適応することはとてもエネルギーが必要で、
疲れやストレスになってしまうものなのです。
特に2年生にとっては、コロナウイルスの影響で
学校生活がずっと不規則・不安定なまま今に至っているので、
これまでの疲れも梅雨時に一気に出てくることが考えられるのです。
この時期は、「オーバーワーク」にならないようにスケジュール調整を意識しましょう。
どうしてもしなければならないことがたくさんあって大変だということならば、
そのあとにしっかり休む時間をとるようにしましょう。
そして、気分転換を上手にすることが大事です。
要するに、緊張と弛緩を上手に切り替えて気分(脳)を摩耗させないようにすることです。
2時間集中したら1時間好きなことをする…というように……、
よほどのことでない限り徹夜はNGです。
効率的にも思っているより効果がなく、疲労のほうが大きいのです。
もちろん、疲れを早くとるコツは快眠・快食・適度な運動ですから、
こちらもしっかり心がけましょう。
では、梅雨を乗り切り、また夏にお会いしましょうね。
★認知的不協和★
◎人は良くも悪くも一貫性を求める。
人は一貫性を求めるために自分の中に矛盾した状態があることを嫌がります。例えば、自分は
「やる気がある」と感じているのに、実際には知識を理解するための勉強や技術を習得するた
めの練習をしていないとします。この状態は、気持ちと行動に矛盾が生じているので心地よく
ありません。このような自分の中の矛盾した状態を「認知的不協和」と呼びます。
認知的不協和に陥ると人は4つの方法のどれかを行って矛盾した状態を解消しようとします。
上述の勉強や練習の例にあてはめると以下のようになります。
(1) | 行動を変える 〈決意を新たにして実際に勉強や練習をする〉といったように行動を変えて「やる気がある自分」と行動を一致させる。 |
(2) | 認知を変える 〈今はまだ本気を出して勉強や練習をしていないだけで「やる気」とは関係ない〉と考えるといったように矛盾した状態は大きな問題ではないとする。 |
(3) | 新たな認知を加える 〈「クラスの中には同じようにやる気があってもあまりやっていない人もいる」「そもそも気分が乗らない時に無理にやっても効果がない」〉といったように矛盾した状態に正当な意味を見出す。 |
(4) | 情報を選ぶ 〈勉強や練習をしていないことで起きるマイナスの情報を避ける〉といったように矛盾した状態に向き合わされるようなものから遠ざかろうとする。 |
以上の4つの方法の中で(1)行動を変える以外は、「考え(認知)」を変えて「行動」を正当化するものであることは言うまでもありません。その方法を積み重ねていると、事態は益々悪化します。特に(4)情報を選ぶといった方法は、学校や授業に行くことそのものを避けるといった深刻な事態を招きかねません。ですから、「行動を変える」をほんの少しでもいいから実行しましょう。少しでも実行すると、脳は新たに動き出して次へ続いていくことも大いにあるのです。
このように認知的不協和を感じる矛盾した状態の前では、「考え(認知)」を変えて行動を正当化することで「つじつま合わせ」をしやすいのです。正当化は一時的に気持ちを楽にする効果はありますが、現実的には何も変わりません。むしろ一時的に気持ちが楽になった分だけ、冒頭に記述したように、一貫性を求める人間の脳は「行動を変える」ことに抵抗します。つまり、「よりやりたくなくなる」ということです。
どうしても行動ができない。
原因もわからないということもあり得ます。
そのような時にはSSCのカウンセリングを受けて
心を調整しましょう。
次回更新は、梅雨から夏へ楽しいこと満載な7月16日頃です。ぜひお楽しみに。
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