
JTSCカウンセラー 有賀朋子 |
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
先月、「5月中には生活リズムを整えて、
学校生活を円滑に送れるようにしましょう。」という話をしましたが、
いかがでしょうか?
急に暑い日が続いたり、雨がたくさん降ったりと 5月にしては
天候不順な状態になって、体調を崩している人が多いようです。
私は気管支ぜんそくなので、低気圧になった時や雨の日は
症状が悪化して、咳の回数が多くなってしまいます。
それと同じに、皆さんの中にも「急に暑くなって、身体がだるい」
「気温の差が大きいと疲れやすい」「雨の日には頭痛がする」「朝は気分が沈んでいる」などと
感じている人がいるのではないでしょうか。
体質だから仕方がない……と諦めてはいませんか?
こうした症状は、気温や天気の変化に体が反応して、
自律神経がうまく働かないことやホルモンバランスが狂うことが発端なのです。
この体の反応が、感情や気分に影響して「気力が出ない」「集中力が落ちる」「気分が沈む」……
などの状態を引き起こします。
◎精神的な緊張や負担感が体の症状になって表れる。
この様に、体の反応が心の状態に影響することが意識しない時でも知らず知らずのうちに、
それこそ毎日のように起きているのです。
よく「緊張やストレスで胃が痛くなった」「疲れがたまるとおなかを壊す」
「心配なことがあると心臓が苦しくなる」といわれる場合も、
精神的な緊張や負担感が体の症状になって表れているのです。
特に、「体の症状やその症状の増減に、心の問題との関係が大きい身体疾患」を
『心身症』といいます。
いつまでも同じ体の症状が続く、治ったと思ってもまたある状況になると
同じ症状が繰り返すなどということがあれば、心身症である可能性が高くなります。
◎心と体は結びついている。
自分で思っているよりずっと「心と体は結びついている」と考えてください。
頭で考えたことだけで、自分をコントロールしていると、
無理や我慢がたたって「体と心」が悲鳴を上げてしまうのです。
私はよく「嫌なことや辛いことをずっと長い間我慢してやり続けると、
体や心が SOSを出して、自分を守ろうとするものよ。」と話しています。
無理は禁物というのも、このようなメカニズムがあるからこそ言えることなのです。
◎体の症状は医療機関で、心の問題はJTSCで。
では、どのように対処したらいいのでしょうか。
まず、体に症状がある場合は医療機関で診断を受けましょう。
胃炎や十二指腸潰瘍などになっていることもあります。
眠れない場合は、睡眠障害や睡眠時無呼吸症候群などということもあります。
心臓が苦しい原因が不整脈や心臓の疾患のことがあります。
医師の診断を受けた後、心の問題を解決するために、JTSCに申し込んでもらえれば、
ご一緒にあなたに適した対応方法を考えていきましょう。
リラクゼーションや自律訓練法なども取り入れつつ、
あなたの特徴に合わせて生活上の注意や工夫、
状態が悪化する場合を予想して取り組む方法などを考えていかれるでしょう。
なかなか自分一人では意識できないことなので、
他者に話してみることは良いことなのです。
★心のストレス★
◎「心身症」と「身体症状症」。
心のストレスが、身体に表れることは誰にでもあるものです。ストレスが原因で痛みや吐き気といった自覚症状があり、実際に検査などをすると身体に異常が認められるものは、「心身症」と呼びます。一方で、同じように自覚症状はあるけれども検査をしてもどこにも異常はない。しかし、自覚症状として痛みや吐き気は確かにあって生活に支障をきたすものを「身体症状症」と呼びます。身体症状症の場合に医師からは、「どこにも異常がありません。心理的なものでしょう」と言われることが多いです。実際に痛みや吐き気は感じているので、異常はないと言われてもなかなか納得できません。病院を次から次へと変えて検査をする人もいますが、たいてい結果は同じになります。
◎「身体症状症」は、心が無理をしている状態。
「身体症状症」は、以前には「身体表現性愁訴(しんたいひょうげんせいしゅうそ)と呼ばれていました。こちらの方が意味を理解しやすいかもしれません。心の訴え(愁訴)が身体に表れて(身体表現)いますという意味です。
「身体症状症」に陥るストレスは、自分では良く認識できていないものもあります。そのため、身体症状の方に気をとられてしまいます。実際には、心がとても無理をしている状態であることが多いのですが、根本的な心のケアにたどり着けずに症状を繰り返してしまうのです。身体症状症の専門医は、心療内科あるいは精神科となります。一般的に処方されるのは、「心を穏やかにする薬」や「眠りを促進する薬」などです。根本的には、ストレスのもとになっている何らかの葛藤が心の中にあるので、それを解決していくのが重要です。それに役立つものがカウンセリングということになります。
◎「心のケア」で、症状を緩和。
このように、心のストレスは身体に異常がなくても痛みや吐き気、そのほか様々な症状を作り出します。それは「心が無理をしている状態」が続いていると考えられます。「身体症状症心」は、心の叫びやサインとだと言えるでしょう。
ですから、「心のケア」が重要なのです。
カウンセリングは、有効な解決手段。
JTSCのカウンセラーに話を聴いてもらいましょう。
次回更新は、さあ!夏休み!の 7月19日頃です。ぜひお楽しみに。
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