カウンセラーからのメッセージ
こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年の夏は、台風の当たり年でしたね。
今までは、台風は秋に来るもの……と考えていたのですが、
それをくつがえす現実でした。
こんなに雨に打たれて、稲や野菜、果物は
秋の実りを作ることができるのかしら……と心配になりました。
また、4年に一度のオリンピックの開催もあったので、
寝不足になりながら応援していた人も多かったことでしょう。
◎この夏休み、養えましたか?「体力と気力」。
7月に「夏休みに運動をして、体力をつけましょう」という提案をしたのですが、
いかがでしたか?海や山でのスポーツをする機会はありましたか?
サッカー選手の長友さんのように、家でストイックに筋トレ……、
公共施設を利用して、水泳や運動……、トライしてみましたか?
なぜなら、夏に養った体力と気力で、
秋からの学校生活の課題をこなしていかれるといいなあ…と思っているからです。
◎9月は節目の月・要注意の月。
9月は行事が多い月、という印象がありますが、皆さんの学校ではいかがですか?
行事というよりも、学校生活上のカリキュラムや課題が
多くなっていく時期と言えるかもしれません。テレビなどの報道では、
「9月1日が生徒の自殺が一番多い」と文部科学省が統計を発表しています。
「学校に行くのが辛い…」と感じていますか?
夏休みの間、学校生活から離れて自分の世界に没頭していた人ほど
「このままの状態でいたい」「自分の居心地の良い世界を維持していたい」と感じることでしょう。
今までの経験から考えると、夏休み以降に登校できなくなると、
その後学校に足が向かなくなってしまうケースが多いようです。
つまり、「夏休み明けにきちんと登校すること!」が、一番の目標ですし、
『9月は節目の月・要注意の月』と言えるかもしれません。
◎「気になる事」を払拭しよう。
また、秋風とともに気分が落ち込んだり、焦燥感に襲われたりすることもあります。
「自分の現実が思うようにいっていない時」「なんとなく学校の居心地が悪い時」
「人間関係で悩んでいる時」……このようなさまざまの「気になる事」に
気持ちが引っ掛かってしまい、動けなくなることもあるのです。
本来ならば、9月は気候も良いので、学校生活のリズムにスムーズに乗って
授業や課題・実習などに集中することが一番です。
でも、「なんだか動けなくなってしまった…」「学校に行かれない…」
という状態になっている場合は、すぐにJTSCに連絡をくださいね。
日数がたてばたつほど再始動するのが大変になります。
なぜなら秋の次は冬へと季節がめぐるので、
冬になってしまうとほとんどこもりがちになることが多いのです。
せっかくあなたが選んで、希望を持って進んできた道なのですから、
秋の間になんとか良い方向へ一緒に進んでいきましょう。
次回更新は、秋の実りが薫る10月14日頃です。
ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。