カウンセラーからのメッセージ

生活のリズムが心のリズムに!
2018.5.18


JTSCカウンセラー 有賀朋子

こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。

◎生活のリズムは戻りましたか。
5月の連休はどのように過ごしましたか?もう生活リズムは戻りましたか?連休は上手に使えると、これから夏休みまでの学校生活にプラスに働き、逆にここでリズムを崩すと5月病や連休後の不調になってしまいます。毎年のことなので、だんだんと意識して連休を自分のプラスにできるようになるといいですね。
一番大事なことは、連休中にゆっくり体を休めることで、4月からの緊張や疲れを十分にいやすことなのです。新しい環境の中で一生懸命適応しようと、考えている以上に頑張っていたに違いない皆さん……本当にお疲れ様でした。
連休を使って、リラックスできれば体を休めることで体にも心にも元気がよみがえって、これからの梅雨の憂うつにも立ち向かえることでしょう。

◎毎日の繰り返しこそが生活そのもの。
学校がお休みの時は、昼夜逆転しがちですね。好きなことを好きなだけやっていたい…思いっきり寝ていたい……それもいいですね。でも、日常に戻ってくると、学校に間に合うようにきちんと起きて、授業に出て、必要な課題や勉強をこなして……という生活になります。
実はこの切り替えが十分にできるまで、結構時間がかかるのです。長い休み明けの日常生活で睡眠不足になったり、体がだるく感じたりするのは、切り替えがうまくいっていないせいなのです。よく「ハレ」と「ケ」と言いますが、それは「非日常」と「日常」のことなのです。人は日常に支えられて、時折非日常のハレを体験することでエネルギーを蓄えることができるのです。
戻るべき日常があるからこそ非日常の意味がわかり、戻るべき日常を持っていることこそ幸せなのだといえましょう。
そう、毎日の暮らし、毎日のリズム、毎日の繰り返しこそが生活そのものなのです。

◎生活のリズムを整え、学校生活を円滑に送る。
こうして生活のリズムを整えると、気持ちも落ち着いてきます。体調も良く、心も安定していることは学校生活を送るうえで大切なことですね。
5月は過ごしやすい気候のようですが、梅雨の走りや夏のような暑さなどにも見舞われて、体調管理にも影響してきます。毎年、連休明けからリズムが崩れて登校できなくなる人や、閉じこもり状態に陥る人が出てくる時期です。意識して「できるだけ同じ時刻に起きる」ようにしましょう。それだけで生活リズムは整ってきます。昼間どうしても眠かったら、15分くらいの仮眠を午後3時ごろにすることで、何とか調整しましょう。〈生活〉―〈体〉―〈心〉はつながっているので、上手にリズムが作れればよい循環ができてきます。
でも、どうしても自分一人ではうまくリズムが作れずに、昼夜逆転のまま日常生活がうまく送れなくなってしまったら、JTSCに相談に来てください。一緒にリズムを整えて、学校生活を円滑に送れるようにお手伝いしますよ。
さあ、夏休みまでの滋慶マラソンのスタートです!一緒に5月の空のもとを走っていきましょう。

【 覚えておこう!今月のKEY WORD (2) ★睡眠と体内時計★】
◎リズムが狂うと望む時間に眠れなくなる。
人間を含め生き物は約24時間の周期を体内に持っていてこれを「既日リズム」と呼びます。
一般的には体内時計と呼ばれているもので、睡眠・覚醒、心拍数、血圧など様々なリズムを調整しています。このリズムが狂うと睡眠に問題が出ます。昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わなくなってしまって望む時間に眠れなくなるといった問題です。
この問題が続いてしまうことを「既日リズム睡眠障害」と言います。具体的には次のような症状となります。〈夜間の不眠と日中の眠気〉〈明け方まで眠れずいったん寝ると昼ぎまで目が覚めない〉〈夕方から眠くなり起きていられなくなり早朝に目が覚める〉〈寝付く時間、起きる時間が毎日1〜2時間ずつ遅れていく〉。このようなことが長くあった場合には、「既日リズム睡眠障害」の疑いがあります。
思い当たることがあるという方はSSCに相談してください。
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