カウンセラーからのメッセージ
新年のご挨拶
2017.01.18

JTSCセンター長 鈴森剛志
新年あけましておめでとうございます。
滋慶トータルサポートセンター(JTSC)センター長の鈴森剛志です。
滋慶トータルサポートセンターは、本年も滋慶学園グループの学生相談室であるスチューデントサービスセンター(SSC)をはじめとして、悩みの解決や問題の解決を支援してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
◎『不安』は大敵。
毎年のことながら、この時期の学生の皆さんは、もうひと頑張りを余儀なくされます。国家試験、卒業研究、卒業発表、進級発表など様々なハードルを越えなければなりませんね。そのときの大敵は、やはり『不安』です。
「ああなったらどうしよう。こうなったら困る」などはっきりしない事柄に、悪いイメージを意味づけて委縮してしまう心のあり方、これが『不安』です。
◎注意をそらす。
『不安』に対する対処の仕方のひとつとして、「不安に注目しない」という方法があります。
不安はある意味自動的に湧きあがってくるものですが、それに注目してあれこれと考えを巡らせるのは自分自身なのです。
ですから、不安が起きた時、それに注意を向けるのではなく、逆に注意をそらして行くようにすると、ダメージが少なくて済みます。
これを『注意分散法』と呼びます。
◎『不安』があるけど注目しない。
『注意分散法』は、不安が浮かび上がってきた時に、不安から注意をそらすような刺激に触れることです。
例えば、好きな音楽を聴く、楽しい映像を見るなど、不安に注目する意識を他の刺激に触れることでブロックする方法が『注意分散法』というやり方です。
もちろん、完全に不安が消えるわけではないのですが、「不安が心にあるけど注目しない」ということで、不安によって気持ちを刷り減らすことを随分と防ぐことができます。
◎『不安』と上手に付き合う。
『不安』という感情は、近い未来を思ったようにしたいという、欲求の裏返しでもあります。不安があるということは、それだけ達成したい事柄であると自分の心が考えているわけです。
しかし、不安が過ぎると行動が委縮してしまうので、上手に不安と付き合いながら、それぞれの目標を達成してください。
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