カウンセラーからのメッセージ
心と身体の関係
2016.10.14

JTSCカウンセラー 有賀朋子
こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
いやあ、この秋はまいりました。久しぶりに台風による喘息の悪化を体験して、こんなに苦しかったのか〜と、何年かぶりの発作や早朝覚醒に青息吐息でした。
皆さんは大丈夫でしたか?「一病息災」などと言いますが、やはり持病があるのは何かの時に大変だとつくづく思いました。
◎「体調」が悪いと「気持ち」が弱くなる。
ということで、体調が悪いといかに気持ちが弱くなるか……を身をもって感じた今回は、『心と身体の関係』についてお話しすることにしましょう。
私のところに相談に来ている学生さんで、「学校に行こうと思うとお腹が痛くなる…」「途中でお腹が痛くなってしまい、学校までたどり着けない…」という方がいます。小中学生でも、前の日は登校しようと思っていたのに、当日になると頭痛や腹痛で学校に行かれないという生徒がいます。
「身体が動かない」「身体が拒否している」という現象です。実際に、内科でいろいろ検査をしても、特別な異常は発見されないことがほとんどです。
◎ストレスといわれる心の重荷が原因。
このような場合、医師は「何かストレスが原因だと思うので、しばらくゆっくりして身体の症状を治すようにしよう」と薬を処方してくれます。
疲れやちょとしたストレスの場合は、しばらく休んで体の症状が回復すればいつもの日常に戻れることがほとんどです。
しかし、この症状がいつまでたっても回復しない場合や、長引いてだんだん外に出ることもできなくなってしまうような場合は、カウンセリングが必要になります。
なぜなら、ストレスといわれる心の重荷が原因で、身体に症状が出ている状態なので、できればカウンセリングによって心の重荷について対処したほうが良いからなのです。
一般には、この症状を『心身症』と呼び、『心療内科』で治療してもらう病気なのです。
◎「身体の症状」は、人間の自己防衛策。
自分のことなのに、自分の今のストレスは何か……ということに、なかなか気がつかないものです。気がつかないけれど、思っている以上に自分にとっては辛かったり荷が重かったりすると、それが身体の症状になって出てくるということです。
ある意味では、身体からサインが出て「もう限界だ」「これ以上は無理」と叫んでいると考えると、人間の自己防衛策はすごい!と言えましょう。
また、身体に働きかけることによって心の状態を安定させていく方法もあります。呼吸やイメージを通して、心をリラックスさせてストレスを軽減する方法です。
「なんだか身体が重い。いつも頭痛や腹痛がある。もしかして、何かストレスがあるのかな?」と感じているようでしたら、JTSCで一緒に考えて、対処していきましょう。
身体と心は思っている以上に深く結びついているのですから……。
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