カウンセラーからのメッセージ

秋風とともに
2016.9.9


JTSCカウンセラー 有賀朋子

こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年の夏は、台風の当たり年でしたね。今までは、台風は秋に来るもの……と考えていたのですが、それをくつがえす現実でした。こんなに雨に打たれて、稲や野菜、果物は秋の実りを作ることができるのかしら……と心配になりました。
また、4年に一度のオリンピックの開催もあったので、寝不足になりながら応援していた人も多かったことでしょう。

◎この夏休み、養えましたか?「体力と気力」。
7月に「夏休みに運動をして、体力をつけましょう」という提案をしたのですが、いかがでしたか?海や山でのスポーツをする機会はありましたか?
サッカー選手の長友さんのように、家でストイックに筋トレ……、公共施設を利用して、水泳や運動……、トライしてみましたか? 
なぜなら、夏に養った体力と気力で、秋からの学校生活の課題をこなしていかれるといいなあ…と思っているからです。

◎9月は節目の月・要注意の月。
9月は行事が多い月、という印象がありますが、皆さんの学校ではいかがですか?行事というよりも、学校生活上のカリキュラムや課題が多くなっていく時期と言えるかもしれません。テレビなどの報道では、「9月1日が生徒の自殺が一番多い」と文部科学省が統計を発表しています。
学校に行くのが辛い…」と感じていますか?夏休みの間、学校生活から離れて自分の世界に没頭していた人ほど「このままの状態でいたい」「自分の居心地の良い世界を維持していたい」と感じることでしょう。今までの経験から考えると、夏休み以降に登校できなくなると、その後学校に足が向かなくなってしまうケースが多いようです。
つまり、「夏休み明けにきちんと登校すること!」が、一番の目標ですし、『9月は節目の月・要注意の月』と言えるかもしれません。

◎「気になる事」を払拭しよう。
また、秋風とともに気分が落ち込んだり、焦燥感に襲われたりすることもあります。「自分の現実が思うようにいっていない時」「なんとなく学校の居心地が悪い時」「人間関係で悩んでいる時」……このようなさまざまの「気になる事」に気持ちが引っ掛かってしまい、動けなくなることもあるのです。
本来ならば、9月は気候も良いので、学校生活のリズムにスムーズに乗って授業や課題・実習などに集中することが一番です。

でも、「なんだか動けなくなってしまった…」「学校に行かれない…」という状態になっている場合は、すぐにJTSCに連絡をくださいね。日数がたてばたつほど再始動するのが大変になります。なぜなら秋の次は冬へと季節がめぐるので、冬になってしまうとほとんどこもりがちになることが多いのです。
せっかくあなたが選んで、希望を持って進んできた道なのですから、秋の間になんとか良い方向へ一緒に進んでいきましょう。

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