カウンセラーからのメッセージ

不安大敵
2016.4.1


JTSCセンター長 鈴森剛志

こんにちは、滋慶トータルサポートセンターセンター長の鈴森剛志です。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。様々な想いを抱いて、そのスタートラインに立たれていることでしょう。そして、在校生の皆さんも、やはり様々な想いを抱いて新しい春を迎えられているでしょう。

新年度を迎える時には、新入生の皆さんと在校生の皆さんに、このホームページを通じてメッセージをお送りしていますが、今回お伝えしたいのは「不安大敵」ということ。

◎『不安』と『心配』の違いってわかりますか?
表現が違うだけで同じようなものだと感じるのが一般的でしょうね。カウンセラーは、2つの違いをこんなふうに考えたりします。

『不安』とは、具体的ではなく、漠然としていて、曖昧なもの。
『心配』とは、具体的で、解決するべき事柄がハッキリしているもの。


まだ何も起こっていないし、結果が出ていないにも関わらず、「ああなってしまうのではないか?こうなってしまうのではないか?」とネガティブな気持ちで胸がいっぱいになってしまう状態が『不安』。
こうなれば大丈夫だ。ここまでやれば平気だ。」と安心できるゴールについては、わかっているという状態が『心配』だと言えるでしょう。

◎もともと『不安』は、人間が命を守るために警報器みたいに作動する、必要な感情なのです。
ただ、『不安』に振り回されて動けなくなるというのでは問題ですね。ですから、漠然とした『不安』ではなく、〇〇がこうなったら安心という、ゴールを持つこと、つまり、漠然とした『不安』ではなく、具体的に対処できる『心配』に変えることが大切です。『心配』に変えられることができて初めて「じゃぁどうすれば良いか?」を考えられるのです。人に相談してヒントをもらうこともできるでしょう。

◎自分の心が、『曖昧な不安に飲み込まれているのか状態なのか』『具体的な心配をもっている状態なのか』を意識してみてください。
もしも『不安状態』ならば、何が『不安』なのかを明確にすることで、次のステップである『心配』に変えていくことができます。繰り返しになりますが、『不安』から『心配』に変えてあげられたら、解決策を考えることができて、『不安』も『心配』も解消されるということです。

このように、滋慶トータルサポートセンターは、悩みのメカニズムを考えるプロのカウンセラーが、皆さんの悩みや問題を一緒に考えていきます。期待と不安が入り混じる新年度ですが、不安は大敵です。
どうしても、自分だけでは変えられない時には、どうぞ滋慶トータルサポートセンターが展開しているStudent Service Center(SSC=学生相談室)を利用してくださいね。
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