カウンセラーからのメッセージ

衣替え
2015.10.16


JTSCカウンセラー 有賀朋子

こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
このところめっきり涼しくなりましたね。朝夕は肌寒いという言葉のほうが、合うようです。朝起きて、「あ〜、今日は何を着て出かけようかな…毎日迷う…」と思っている人も多いことでしょう。

◎今は、衣替えの時期です。
「衣替え」と聞くと、中学生・高校生の時の制服の衣替えのことを思い出しますよね。確か移行期間があって、その間は夏服・冬服のどちらの服でもよかったり、ベストやカーディガンを着用したりしましたね。専門学校では制服がないので、このような厳密なきまりはありませんが、冬物を出して夏物は洗って仕舞う時期です。
私たち日本人は四季のある自然の中で長年暮らしてきて、衣替えの習慣も日本の文化として受け入れてきたのですね。何しろ、平安時代に中国の風習が日本の宮廷で定着し、明治時代に一般市民に広がったという旧い歴史があるのですから……。(多くの地域では、毎年6月1日と10月1日に衣替えが行われるということです。)

◎「冷えによる体の疲れやだるさ」に気をつけよう。
さて、この季節に気をつけたいことが「冷えによる体の疲れやだるさ」です。夏の冷房で冷やされた体が、秋の涼しさでまた冷やされて、芯まで冷え切ってしまいます。すると、自律神経がうまく働かなくなり、自律神経失調症の症状(息苦しい・動悸息切れ・ふらつき・偏頭痛・疲れやすい不眠症・食欲不振・やる気がなくなる・気分が晴れない・情緒不安定・少しのことで不安感を感じる・焦りや疎外感)が起きてくるのです。
心当たりがある人は、ゆっくり浴槽につかって入浴し、冷たい飲み物を控え、外出時もマスクをして冷たい空気を吸い込まないようにして、いつもより多く睡眠をとって、消化のよいものを食べて体力気力を回復させましょう。

◎「自分を思いやる時間」こそが大事。
また、秋の夜長に気分が落ち込んできている人は、ぐるぐると悪い方向にばかり考えて不安になっている状態に自分で気づいて、その悪循環に自分でストップをかけられるようになることが一番の解決法です。
悪循環にはまってどんどん不安が増していくときに、「悪いことばかりのぐるぐるをストップ!」と声に出して言ってみましょう。自分の声を自分の耳ではっきりと聞くことがポイントです。その後、ゆっくり深呼吸。そして自分のためにおいしいお茶やコーヒーを一杯ゆっくり淹れて、ゆっくり味わって飲みましょう。この「自分を思いやる時間」こそが大事なのです。
うつ状態に陥らないように、寒くなる前から気をつけておきましょう。

一方、この過ごしやすい季節に思い切り学習・運動・趣味などに集中できる人はとことん集中してみましょう。達成感が持て、充実した気分により一層元気が湧くことでしょう。それぞれ自分の状態に合った対策をして、ご自愛くださいね。
もちろん、JTSCでもそれぞれの状態に合った対策をお伝えしますので、気軽に予約してください。
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