カウンセラーからのメッセージ
季節と気持ちとの関係について
2014.10.22

JTSCカウンセラー 有賀朋子
こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
10月は、御嶽山の噴火とその後の捜索のニュース、
そして大型台風の被害のニュースで始まりました。
自然の脅威に対し、人間のできることは何か…を考えさせられました。
それに引き続いて、私たち日本人を元気にしてくれる
ニュースがありましたね。ノーベル賞受賞!です。
また、エボラ出血熱に対して日本で作られた薬が
効果がみられたという話題も……そして、私の主観的な選択ですが、
何といってもテニスの錦織圭くんの活躍は素晴らしかったです。
私は何時間もTVにかじりついて、彼の試合を見ていました。
こうして気がつくとすっかり秋の気配が濃くなってきています。
気温が急に低くなり、夜が長くなり、空気が澄んで乾燥してきました。
日本の四季の中でも、秋は落ち着きと情緒があって、好かれる季節のようです。
皆さんにとってはいかがでしょうか?
また、人生を四季の変化にたとえて考える場合は、秋は光いっぱいの青春期(夏)を過ぎた、
落ち着きのある中年期といわれることもありますね。
◎秋の夜長は集中して課題に取り組んだり、勉強をしたりするのには最適です。
ただし、夢中になって明け方まで起きていた…なんていうことがないように注意してください。
一方でこの季節になると、なんとなく気分が沈んでくることもあります。
ちょっと落ち込む感じ…と言えばわかりやすいでしょうか。
落ち着きを通り越して、少し気分が落ち込む感じです。
やはり気温が下がり、体の活動水準が下がり、
夜が長くなることと関係して気持ちも内向きになってくるのです。
私たち人間はこうした点でも、知らず知らずに自然の影響を受けていると言えましょう。
◎今までに何回か『冬季うつ病』の話をしてきましたが…
その前の秋からなんとなく気分が落ちてくる症状がおきます。
「なんだか気分が晴れないなあ…」と感じたらこうした症状かもしれません。
天気の良い日はできるだけ日光にあたり、スポーツの秋・食欲の秋・読書の秋を
満喫するように気分転換をすれば、すぐに気持ちも楽になります。
なかなか自分で気分転換のスイッチが見つからない……
半月以上も気分が落ち込んでいて体もだるい……など、
症状が重くなってきた場合は、JTSCに申し込みをしてください。
◎そろそろインフルエンザや風邪への対策も考えましょう。
のどや気管支の弱い人は、マスクをかけての外出を…そしてうがいと手洗いを忘れずに。
(もうマスクをしていてもそんなに暑くないので、息苦しくはないです)
季節の変わり目を上手に過ごせるようになることも、
四季のある日本に生まれた私たちの生活の知恵ですね。
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