カウンセラーからのメッセージ
春の訪れ
2012.03.01

JTSCカウンセラー 有賀朋子
こんにちは。JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年の冬は例年以上に寒く、春の花々の開花が遅れ気味のようですね。
よく「三寒四温」「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、まさに3月の気候の様子をあらわす表現だと思います。
また、同時に「春はお別れの季節」です。卒業して社会に飛び立つ皆さんにとっては、希望と不安で心が揺れている状態が続いているかもしれませんね。
4月になって、社会に出ることの現実的な意味を実感するまでは誰しもが経験する気持ちです。
(今話題になっている東京大学の秋入学などが実施されたら、日本人の季節感が大きく変化することでしょう。入学式は桜が咲く4月…ではなくなるのですから……)
余談はさておいて、3月の学生生活上の注意点をお伝えしておきましょう。なんといっても「季節の変わり目」ということから、いろいろなことが起きてきます。
【冬から春への体の変化や切り替えによって起こるさまざまな症状に対処すること】
「春眠暁を覚えず」と言うように、春先はなんとなく体がだるく感じたり、すっきりと起きられずにいつまでも眠かったりすることがあります。体が冬仕様から春仕様に切り替わるときに起きる症状ですから、切り替わってしまえば大丈夫です。
この様なときこそ、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
【体の変化と同時に、気分の変調や不安定が起きることもあります】
ホルモンバランスや自律神経の調節がうまくいかなくなってこうした症状が起きることが多いので、時間とともに落ち着いてくれば問題ないでしょう。
長期間、【不眠】【いらいら】【だるさ】【無気力】【倦怠感】などが続いて、「なんだかおかしいぞ…いつもと違ってちょっと変だ…」と感じたなら早めにJTSCに申し込んでください。症状を聞いて、対処方法をお伝えします。
【震災後1年、思い出される時期の心の準備を】
今年は3・11東日本大震災後1年ということで、いろいろな追悼企画が行われると思います。大変な経験を思い出して、悲しみやつらさがフラッシュバックすることもあるので、ある意味の心の準備をしておくことも必要かもしれません。
【花粉対策もしっかりして快適な日常生活を送れるように工夫しましょう】
早めの対策が奏効しますので、今年初めて花粉症が発症する可能性もある…と自分に言い聞かせて、風邪が長引いているのだろうなどと素人判断をしないで、受診することをお勧めします。
そして、できれば今年度の学校生活のまとめや報告を自分なりに記録してみるか、せめて頭の中で整理して意識化してみると一区切りになると思います。
その上で、お父さんやお母さんにそれとなくの報告ができれば、すばらしい!です。皆さんに、希望の春が訪れますように!
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