カウンセラーからのメッセージ
皆さんご入学、ご進級おめでとうございます。
滋慶トータルサポートセンター センター長の鈴森剛志です。
◎悩みは解決できる。
滋慶トータルサポートセンターは、滋慶学園の学生が抱えた
悩みの解決を目指すカウンセリングルームである
Student Service Centerを運営しています。
このカウンセリングルームは頭文字をとって「SSC」と呼ばれており、
北海道から福岡まで全国の滋慶学園姉妹校74校の
すべてに展開されています。
お話を伺うカウンセラーは、国家資格である公認心理師や精神保健福祉士、
そのほか臨床心理士といった心理学に精通した専門家で、
言い換えれば悩み解決のプロフェッショナルな人たちです。
相談内容はなんでもかまいません。
あなたにとって〈気になること〉〈苦しいこと〉〈辛いこと〉〈不安なこと〉など
「あなた目線の悩み」をプロが大切に丁寧に伺います。
◎「青年期」は自立に向かう準備の時期。
専門学校の多くの方が「青年期」と呼ばれる年代です。
「青年期」は、自立して社会に出ていくというゴールが
目の前に迫ってくるというプレッシャーが大きい時期です。
専門学校という進路を選ぶ時にも多かれ少なかれ悩んだことと思いますが、
それは自立に向かうプレッシャーを感じていたからではないでしょうか。
そして、入学してからの2年〜4年で必要なことを学びながら、
他の人とも関わりながら自立に向かう準備を行っていくのです。
この間に様々な悩みを抱え不安になることも少なくありません。
SSCには毎年1,500人弱の方がカウンセリングに訪れますが、
それをみても学校生活を通じて自立に向かう準備には、
様々な悩みや不安と闘いながら進んでいくことが窺えます。
◎成功への思いが強ければ、不安は悪いものではない。
ところで、人はなぜ不安になるのでしょう。
失敗したくないからではないでしょうか。
失敗しても良い事柄に対して人は不安にはなりません。
「あぁなったらどうしよう。こうなったらどうしよう」と考えるのは、
思い浮かんだような失敗に陥りたくないと言う気持ちがあるからです。
逆に考えると失敗したくないということは、
「成功したい」という気持ちが強いから出てくるものと言えませんか。
うまくやりたい、成功したいという気持ちが強いからこそ不安は
引き起こされるものだということになります。
ですから不安という感情は悪いものだけではなく、
あなたの成功への思いも表していると意味づけられます。
このようにカウンセリングでは、あなたが持つ感情の意味を一緒に考え、
あなたらしい解決を一緒に探していきます。
悩んだ時には是非お気軽に利用してください。
今号の「覚えておこう!今月のKEY WORD」は、お休みします。次回掲載予定です。
次回更新は、初めての元年!新たな時代がスタートする5月17日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。